移動式のブログ

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モルトケの法則とハンマーシュタイン

プロイセンの参謀モルトケによると、「無能で怠け者」は「有能でやる気ある人」よりも評価が高いようだ。


以前、「モルトケの法則」というのを聞いた覚えがある。

優先的に採用する人材は、

1、能力高くてやる気ない人
2、やる気も能力も低い人
3、能力高くてやる気ある人
4、やる気あって能力低い人


ドイツプロイセンの参謀、モルトケヘルムート・カール・ベルンハルト・フォン・モルトケ)は、部下を採用するときに、このような優先順位をつけたようだ。



しないことリスト(pha)」を見ていたら、「ハンマーシュタイン」というドイツの軍人が言ったことについて書かれていた。

「有能な怠け者は指揮官にせよ。有能な働き者は参謀にせよ。無能な怠け者にはルーチンワークをやらせろ。無能な働き者には一切責任を与えるな」

しないことリスト(pha)」より

モルトケの法則」と似ているので、「ハンマーシュタイン」は「モルトケの法則」を参考にしていたのだろうか。
有能な働き者と無能な怠け者の順位が違っているが、似ているような気がする。
ハンマーシュタインは、ドイツがナチスの時代ぐらいの時の軍人でモルトケのほうが昔の人なわけだし。

なぜ、無能な働き者が一番ダメなのかというと、別に何もしないほうが良いようなときに、やらなくてよい余計な事をして問題を悪化させる可能性があるからだそうだ。

そして、なぜ有能な怠け者のほうが良いかというと、怠け者ほど仕事を他人に任せたり効率よくすぐに仕事を片付けるように考えたりするから上に立つ人間として向いているようだ。

たしかにそう考えれば、この考え方はわからなくもないな。


「怠け者」について、ラリー・ウォールというプログラマの名言で「怠惰、短気、傲慢はプログラマにとっての三大美徳である」そうだ。

つまり、怠ける人ほど、仕事をやりたくないから早く仕事を終わらせる方法を真剣に考えるからだそうだ。

働き者は、面倒な事でも体力や精神力があるから脳筋プレイでなんとかしてしまうのだが、怠け者は楽にできる方法を探そうとする。

働き者はいつも勤勉に働いているように見えるが、じっとしているのが苦手だからやらなくてもいい仕事を個人の趣味ででやっているに過ぎない。
みたいなことが「しないことリスト」に書かれていたが、共感するな~。


「怠惰、短気、傲慢」か~。
しかし、プログラマの三大美徳って、「天才」の人だからこそそう言えるんじゃないだろうか。俺のようなガチのダメ人間の場合、プログラマの三大美徳なんて名言うのみにしていたらさらに堕落しそうだ。
あまり参考にはしないほうが良い。


しかし、「やる気あります」とありもしないものを持っているかのように偽って、何かやっているそぶりを見せて、「口先だけは自分が有能な人間かのように演じることが出来る」虚勢を張っている人間のほうが評価されるパターンが多いかもしれない。