四次元ポケット
四次元ポケット 時間方向に空間を拡張
四次元ポケット内の空間は、「時間の移動に制約が無い空間」の可能性がある。
時間を分割して空間を複製する
時間の制約が無いということは、任意の時間に自由に移動できるということだ。
例えば、空間Aという場所があったとすると、一億年前の場所Aにも、一秒後の空間Aにも自由に時間を移動することが出来る。
それなら、時間を極限にまで細かく分割すれば、時間を無限に分割させることができる。時間を無限に分割するということは、空間Aを無限に複製することが出来るんじやないか。
何が言いたいかというと、一分は一秒が60個集まってできている。
一秒単位で空間Aを分割すれば、60秒分、つまり、空間Aが60個分存在するのと同じことになる。
つまり、時間方向に広さが生まれるのだ。
狭い空間でも、時間方向に空間を広げれば広さはほぼ無限大となる。
四次元ポケット自体は、どこでもドアと同じような原理で、専用の倉庫みたいな場所か何もない空間につながっていると予想されるが、その収納スペース自体が狭くても、時間方向の広さを持っているので、ポケットに入るサイズの道具なら、無限に収納できる。
上の図のように数十立方センチメートル程度の空間Aがあったとして、現在時刻00:01の空間Aにおにぎりを収納して、一秒後の00:02の空間Aに爆弾を収納して、2秒後の00:03の空間Aにゲーム機を収納して…といったように同じ空間の異なるそれぞれの時間にものを収納することが出来るということだ。
0.0000000001秒単位で空間Aを分割すれば、1秒間の間の空間Aに、空間Aに収まる大きさの物質を100億個収納できるということになる。
実際に、今自分たちが住んでいるこの世界に、0.0000000001秒前の宇宙は存在しているし、0.0000000002秒前の宇宙も存在していたはず。
もし、時間を止めることが出来るのなら、0.0000000001秒前の宇宙にずっといることが出来る。
それなら、0.0000000001秒間という特定の時間の特定の空間Aにものを固定することが出来れば、1秒間の間に、同じ場所Aに100億個の物を置けるということだ。
場所Aが、人ひとりはいるトイレだとしたら、一秒間の間に、そのトイレ一部屋に100億人が入れることになる。
例えば、ポケットの中の時間を0.000000…と限りなく細かい時間に分割すれば、普通のズボンのポケットでも、飴玉やスマホなどが無限個入れることが出来るということになる。
時間の移動に制約がなければ、時間方向に広さが生まれる。
時間方向の広さを利用して、容量無制限の収納を実現しているのが四次元ポケットである。