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音楽を趣味でやることについて
ピアノで曲を練習しているのだが、最近、今ひいている曲を聴いても初めて聴いた時のように鳥肌が立つ感動をしなくなった。
最初に聴いた時、鳥肌が立つほど感動した。
しかし、弾けるようになって、自分にとって値前の存在になっていくにつれ、
なんの感動もない気持ちで聴きながら、冷めた気持ちで習慣的に弾くようになっていった。
練習しているうちに、一応最後まで弾けるようになり、それっぽく弾けるようにましになっていった。
そして、上達していくにつれ、その曲が自分の一部になって行き、音楽と一体感が得られるようになってくる。
自分の体が曲を覚え、脳みそで考えなくても指がひとりでに踊り、曲を奏でるようになる。
演奏が上達していくにつれ、出てくる音は磨かれていき、より美しくなっていき、一度冷めかけた感動は再び熱を帯びていく。
そして、遠い夢の世界の存在であったはずの、鳥肌が立つほどの美しい響きが自分の一部となり、
思いのままに再現できる境地に近づいた時に再び感動は蘇ってくる。
初めて聴いたときは、鳥肌が立つ感動を覚えた曲も、弾いているうちに自分の一部となっていき、感動は薄れていく。
— 移動式 (@idoushiki) 2019年4月10日
しかし、弾くごとに、より上達していき出てくる音は過去の感動により近づいていき、再び感動が強まっていく。
練習している曲に飽きてからが本番
— 移動式 (@idoushiki) 2019年5月8日