移動式のブログ

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ヴァルガビンゴの「犯罪特区」について

悪人は悪人による悪人のための地区に住めという発想

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このヴァルガビンゴという漫画1巻の最後のほうに出てくるが、悪人だけをまとめて、一つの地区に住まわせる犯罪特区という考えは、良いアイディアだと思う。


基本的に、悪いことをすると、刑務所に閉じ込められたリ、死刑になったりと、罰を受けることになる。そこから出られても、前科がつき、仕事を探すのにも苦労して、再び社会からドロップアウトして犯罪に走る。という悪循環が生まれてしまうように思われる。
犯罪者を社会復帰させたり、再び犯罪を起こさなようにすることが大切だ。

悪人を無理に善人にさせるのではなく、ありのままの悪を認めるべきだと思う。人間はロボットではないのだから、悪い人間や、変な人間がいることは当たり前のことだと思う。
本当に悪い人間は根本的に自分の考えを変えることは無い、または、生まれつき他人の痛みや苦しみを何とも思わないサイコパス的性質の人間もこの世には一定数いるのだから、そ
ういう人たちをしらみつぶしに善人に仕立て上げようとするなんて、非効率だと思う。
だからと言って、犯罪者はみんな死刑にするのもやりすぎだ。

それならいっそのこと、犯罪者だけで集まる場所を作ったほうが良い。そして、その領域に犯罪者を閉じ込めてあとは彼らの自由にやらせるというほうが良いのではないか。
犯罪者が刑務所で罰を与えたところで、そこから出所すれば再び犯罪を起こすことはできるわけだから、「犯罪特区」に閉じ込める。




単に、悪者をやっつけて終了!を繰り返すだけのヒーローものでなく、ブラックな感じが漂っていて、一巻目から胸ぐそが悪くなるような終わり方(主人公のおばあちゃんが・・・!)のこの漫画の今後に期待する。


最初のほうでキモイ怪人が読者に語りかけてきたり、ワンパンマンの世界みたいに「ヒーロー」が一般的な存在になっている感じも面白い。


ヴァルガビンゴ(1) (アフタヌーンコミックス)