お絵かき
気持ち悪い絵を描きたくなる
気持ち悪い絵を描きたくなることがある。
とにかくインパクトがあってその上、不気味な雰囲気を醸し出しているような感じの絵だ。
上手い絵を描くというのは難しいのかもしれない。
しかし、オリジナルで描く分には、比べる基準となるものがない。
そのため、落書きみたいな絵だとしても、なぜかうまくかけているように錯覚してしまう。
上手くかけているように感じるから、オリジナルな絵に逃げてしまうのだろう。
その結果、実在しない何か変なものを創造して、気持ち悪い怪物のようなものを描いている。
しかし、既存のキャラクターを描こうとしても、下のポケモンの絵のように手を加えたくなってしまう。
しかし、いくらオリジナルの絵とは言っても、この世には様々な作品であふれている。
自分がオリジナルで生み出したつもりでも、すでに似たような何かがすでに存在しているのかもしれない。
そう考えると、自分が描いている絵や、絵に限らずどんなものでも完全なオリジナリティなんて存在しないのだろう。
いくら自分の想像や感覚で生み出したものだとしても、その自分の「感覚」とか「想像力」なんてものは、現実世界に存在するあらゆるものから受けた影響や記憶がもとになっているに過ぎないのだろうし。
最近は、気持ち悪い絵を描くことにはまっていて、何だかよくわからない生命体を描いている。
キャラクターを狂気に満ちた表情にする。背景には、不気味な目をうじゃうじゃと描いとけばきもくなると思って描いた絵。
毛とか、触手のような得体のしれない細長いものをたくさんつけておけばきもくなるだろうと思って描いた絵
人間とかけ離れた体形にしておきながら、人間の腕にも見えなくもない物を生やしておけばきもく見える。
時々、きもい絵を誰かに見せたくなることがある。
「キモイ!」とか「怖い!」とか、友達のそういった反応を見るのが面白いと感じる。