移動式のブログ

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ドビュッシーの音楽について

最近、ドビュッシーの音楽にハマっているのだが、音楽というものは曲のくせに音以外のものも感じる。
音楽を聴いた時に、映像を連想することはよくある。そして、悲しさや楽しさみたいな感情的なものは出る。
しかし、俺はドビュッシーの曲は景色だけでなく、その場の「空気」もリアルに、繊細に感じてくる。
森とか風邪とか水のような、自然を感じるような雰囲気の曲が多いからだろうか。
人工的に、音の組み合わせだけで自然の中の空気を体感するような感じを再現していることが新鮮に感じているからそう思うだけかもしれない。


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ドビュッシーの曲で「アラベスク」という曲は、水や風を感じる

アラベスク1番を聴いて二つのうちどちらかの景色が思い浮かぶ。

景色としては、あたり一面緑色で何もない遠くまで見える平原があり、海が見える場所。

または、海沿いの、白塗りの建物や灰色の石でできた建物が高い密度で立っていて、迷路のように入り組んだ町。
そしてその町にある建物の屋上。

どちらの場所でも、晴れていて青空。季節は春か夏、風が涼しいと感じるし、空気を吸ったときのにおいや感覚が冬ではない感じだから。
そして、涼しい風が吹いていて爽快な気分になる。
暖かい時に海の涼しさを含んだ心地よい風に吹かれているような感じ。

感想を全て書いていてはキリがないので一つだけにしておこう。
このほかにも、良い感じの曲が色々とある。
思い浮かんでくる景色の「空気感」が感じられる。「涼しい風が肌に当たる」とか、「森や土の香りがする」と言った物理的な意味の「空気」感も、
感情的な意味の空気感も音だけで連想させてしまう曲が多い。





どんな曲でも、感情的な意味の空気は感じられる。
例えるなら、自分が傍観者として夢の中の景色をのぞいていて、そして感動する。
小説や映画などを見て様々な感情が湧いてくる感じ。
しかしそれでは頭の中に映像は浮かんできても、そこにいる臨場感的なものはない。

しかし、ドビュッシーの曲には、においや温度まで連想できるような曲が多いと俺は感じる。
自分が実際に自然を五感で感じるような気分が味わえる。

自分が傍観者として夢の中の景色をのぞいているような曲ではなく、
聴こえた景色の自然を自分が五感で体感しているような曲が多い。




景色が見えたとして、その場所で感じるであろう空気感や雰囲気が感じられる。さらにそれに加えてそこのにおいや温度も感じてくる。
森の中の滝の近くで、少し冷えた爽快な風をほんのりと感じたり、海が見える平原で爽快な潮風に吹かれる、森林の中で雨が降ったときにするような匂い。
湿ったような空気、そのにおい。部屋のにおい、その部屋の雰囲気など。