移動式のブログ

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牢獄 錯覚

同じような生活を長期間繰り返していくことについて
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自動的に見えない牢屋の中に閉じ込められる

ずっと同じ場所に住んでいて、同じ場所を往復していてという生活を続けていると、苦痛を感じてくる。
例えば、学校に通っている人なら高校を卒業するまでの間、18年近く同じ場所に住んでいて、毎日のように学校と家を往復している。
大人になっても、転勤などがない会社ならずっと同じ場所に居続けなければいけない。

このような生活を送っていると、無意識のうちに特定のエリアに封じ込められて自由を奪われていると錯覚してしまう。
自分には自由がなくて、透明な牢屋の中に閉じ込められているという気分になっていることがある。
実際には自分は自由に動くことができて、物理的に北海道でも沖縄でも海外でも行くことは可能なので、自分の精神が勝手に不自由になっているだけなのだ。
思考が自分の日常の行動に最適化されているのかもしれない。
ひたすら同じ範囲で同じ行動をする事に脳みそが適応して勝手に脳みそが自分の自由にリミッターをかけてしまうのだろうか。

見えない牢屋の鍵を開ける

閉じ込められているような気分になって苦痛な時に、普段とは違う風景を見たり、長距離移動したりするとホッとする。
例えば、電車に乗って外の流れる景色を見続けるとか、車を運転して見晴らしの良い広い道路を走っていると死にかけている精神が再生して行くような感じがする。
自分は自由であり、世界は広いということを再認識することができるので安心するのだろう。

世界は広くて色々な場所があるということを知識としてはわかっていても、
実際に自分の足で色々な場所を移動しなければ「世界は広いと感じる感覚」が衰えて狭い場所に閉じ込められていると錯覚してしまう。
そのため、俺は長距離移動することで、衰えてしまった自由を感じる感覚を蘇らせているのだろう。